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秋の夜 松任駅前でお月見にちなんだ催し ( 2008/09/16 )

 白山市のJR松任駅前の千代女の里俳句館とふるさと館で9月13、14の両日、お月見の時期にふさわしい催しが開かれました。ふるさと館では、「月見夜灯」と題して庭園がライトアップされた中、観月茶会が催され、俳句館では、フルート演奏や金沢港大野からくり記念館の人形の実演、観月句会などがあり、秋の夜を心ゆくまで楽しむ市民らの姿がありました。

 初めに、松任駅前広場では、13日午後6時から、竹灯籠ライトアップのセレモニーがあり、光雄白山市長らのあいさつの後、中にろうそくが入れられた竹灯籠約300本に火が灯されました。夕暮れ時、林立する竹の中でゆらめく火は、何とも幻想的で、日中の慌ただしさや雑踏を忘れさせてくれるようでした。

 

 

 幻想的な雰囲気を醸し出した竹灯籠=千代女の里俳句館前

 

 俳句館では、金沢港大野からくり記念館のからくり人形の実演がありました。ぜんまい仕掛けで動く茶運び人形や、ばく転しながら階段を下りる人形が披露されました。茶運び人形では、じりじりと前に進んで客に見事にお茶を届けると、客席から大きな拍手が起こりました。

 

 

茶を運ぶ大野からくり人形 

 

からくり人形の実演を楽しむ人たち

 

 フルート演奏会では、松任地区在住の村野訓之さん、真由美さん夫妻が出演しました。井上陽水の「少年時代」を皮切りに、「七つの子」や「夕焼け小焼け」「千の風になって」など全9曲を披露、訪れた中高年の女性らは、流麗な音色を楽しみながら、歌詞を口ずさむなどしていました。

 

 

 流麗な音色を奏でたフルート演奏

 

 演奏が終わって屋外に出ると、夜空には鮮やかな満月が浮かんでいました。日中は、まだ暑さが続いているものの、この時間、辺りは涼しげな空気が満ちていました。フルート演奏の余韻を胸に、いい季節が訪れたとの思いを深くしました。

 

            市民らとの協働で企画、運営

 それにしても、何気ないように見えても、この催しの企画、演出、運営には、主催者側の工夫や苦心を感じない訳にはいきませんでした。

 大野のからくり人形の出張公演やフルート演奏は、俳句館・ふるさと館の館長の人的つながりによって、ボランティアで行ってもらったとのこと。竹灯籠のライトアップについても、近隣の市民ボランティアの手によるものとのことで、公的施設と市民との協働が無理なく、目に見える形で行われていると感じました。

 話が少し厳しくなって恐縮ですが、立派な施設をつくっても、その後の運営において、さして努力をしている形跡が見られないところが多くあります。そうした中、俳句館・ふるさと館は、できてまだ日が浅いとは言え、さりげなく、今回のような催しを実行しており、改めて、施設運営におけるソフトの大切さを感じたひとときでもありました。(堀田) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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