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七夕の夜 茶会、句会や軽快なメロディー ( 2008/07/08 )

 JR松任駅前の松任ふるさと館と千代女の里俳句館で7月6、7の両日、七夕にちなんで「七夕夜灯(よあかり)」が開かれ、庭園がライトアップされた中で、茶会や句会、フルート、軽音楽演奏などが行われました。日本庭園のある、ふるさと館は、市街地の真ん中にあるとは思えないほどの落ち着いた施設。茶会に臨んだ筆者は、日中の蒸し暑さも忘れ、しばし風雅なひとときを楽しみました。

 

快いひとときを演出した七夕茶会=松任ふるさと館

 

 6日夜に開かれた七夕茶会は、松任市内の茶道表千家愛好者でつくる「松友会」が主催しました。庭園側の立礼席では、着物姿の若い女性が洗練された手さばきでお点前を披露、心鎮めて抹茶を頂戴しました。

 

洗練されたお点前を披露する女性=同

 

 席の間、庭園から涼やかな風が吹き寄せ、梅雨時とは思えないほどの心地良さを感じることに。庭園の池には、蛙が何匹もいるらしく、間断のない鳴き声が、和のひとときの効果音となっていました。同日夜は、俳句館でフルート演奏もありました。

 

客に出された、七夕の星を配した和菓子

客は一服の後、抹茶わんなどを観賞した

 

 7日は俳句館では、七夕句会、ふるさと館では、白山市役所軽音楽部による演奏がありました。

 

 松任地区は田園地帯のため、とかく観光的要素が乏しいと言われます。しかし、まちなかには、由緒ある寺社があるほか、松任駅前には、ふるさと館、俳句館のように、コンパクトながらも地域の風土を色濃く残す文化・交流施設があります。これら施設は地元では、まずまず浸透しているようですが、白山市外では、知名度はまだまだのよう。穴場的ポジションも悪くはないかもしれませんが、四季折々にその風情を味わいに訪れてみるだけの価値はあると感じた次第。(堀田)

 

 

 

 

爽快な夏山望み「雪おくりまつり」 -白山スーパー林道- ( 2008/07/02 )

 白山の夏山開きとなった7月1日、白山スーパー林道の標高1445㍍地点にある三方岩駐車場では、「雪おくりまつり」が行われました。石川県と岐阜県の県境に位置する同駐車場には、残雪で作った雪像が登場したほか、白山市と白川村の特産品を即売する売店が並び、会場は活気があふれました。

 

快晴の下、行われた「雪おくりまつり」

=白山スーパー林道三方岩駐車場

 

 白山市と白川村の観光事業者らでつくる白山林道振興協議会が毎年開いているもので、今年で14回目となります。

 この日は朝方、曇り空だったので、空模様を気にしながら、スーパー林道を登っていきましたが、雪おくりまつりが始まる午前11時近くには、これ以上望めないほどの快晴に。雪の白いベールと山肌とのコントラストが美しい白山の主峰も姿を現し、胸のすく思いで会場に到着。駐車場には、白川村の世界遺産・合掌造り家屋を模した雪像がお目見えしたほか、特産品を販売するテントも並び、まつりムードにあふれていました。

 

 

 残雪が清涼感を与える白山=スーパー林道から望む

合掌造り家屋を模した雪像=三方岩駐車場 

 

 開会式では、7月5日に全線開通する東海北陸自動車道を意識して、主催者側から、スーパー林道につながる沿線の観光の一層の充実を期す意気込みが、挨拶で述べられました。

 テント市には、わらびやぜんまい、白山くるみ、くず飴、ふきのとう味噌、栃の実入りあんぱん、石とうふ、山菜おこわなど、白山麓や白川村の産物を用いた商品が並びました。

 

山の特産品が並んだ売り場=同

 

 その中で、中宮温泉からは、温泉の湯でゆでた「ゆがきとうもろこし」が今回初めて出されました。同温泉では、温泉玉子をブレンドした「玉ちゃんソフト」、釜揚げうどんに続く、オリジナル商品の第三弾になります。釜でゆで上がったとうもろこしを味わうと、とうもろこしの甘みと、ゆで上がりのしゃきしゃき感が、何とも言えない口当たりでした。温泉関係者は、「これを新たな目玉商品に」と意気込んでいました。

 

中宮温泉の湯でゆで上がったとうもろこし

 

 なお、現在、白山麓で宿泊する人を対象に、白山スーパー林道の通行料金が半額となるサービスが実施されています。(堀田)

 

 

 

 

ガソリン高騰“異聞” 名物をまとめ買い ( 2008/06/27 )

 ガソリン価格の高騰が観光にも少なからず影響を与えています。観光スポットが点在する白山麓の国道157号沿線では、ガソリン価格が急激に上がったのに伴い、交通量が目に見えて減ったとの声が観光関係者から聞かれます。そうした中、観光客を対象にした物産店の中には、商品の販売にこれまでにない動きが見られるところがあります。車での外出を控えた知人らから買い物を頼まれ、名物を購入する人が出てきたというのです。

 白山市吉野の「吉野工芸の里」前にある直売所の関係者によると、このところのガソリンの高値で、国道の車の通行車両がかなり少なくなり、客足が鈍ったとのことです。「売り上げの落ち込みをどうすればいいのか」と店の人からは、嘆きとも憤りともとれる思いが吐露されました。

 

まとめ買いの客が増えた大判焼店

                 =吉野工芸の里前

 

たっぷり詰まった餡が特長の大判焼

 

 その中で、「大判焼」(今川焼)で有名な店「山法師」では、面白い動きがあるとのことです。濃厚な味の黒あんが、はちきれんばかりに詰まった大判焼が人気の同店。通常は、店の前に買い求める客で長い列ができる山法師も、最近は、その列も随分と短くなりました。客の数が減ったのかと思ったら、「頼まれた知り合いの分も含めて、まとめ買いをする人が増えた」(店の人)そうで、「いっぺんに170個の注文を受けたこともある」(同)そうです。車を使っての遠出や行楽を控え、欲しいものは、知人、友人に買ってきてもらうというライフスタイルが出てきたということのようです。見た目には閑散のようでも、忙しさはさほど変わらないそうで、訪れた日も注文してから1時間半待ちの札が立てかけてありました。 

 

吉野工芸の里・鶉荘では「白山麓の作家達展」

 この吉野工芸の里の文化交流サロン鶉(うずら)荘では、「白山麓の作家達展」が7月7日まで開催中です。白山麓を拠点にして創作活動に励む23人の作家が、彫刻、木工、陶芸、写真、草木染め、ガラス、和紙の各分野で意欲作を出品しています。

 みずみずしい感性にあふれた作品を目にし、わずかな時間でしたが、心潤うひとときを過ごすことができました。同時に、白山麓に新進気鋭の美術家がこんなにも大勢いるのが、驚きでもありました。

 

 

目を引く 陶芸の意欲作=鶉荘

 ユニークな木工の作品も=同

 

 ガソリンの高騰で、レジャーの安近短志向は強まる一方。手軽に美との対話を求めたいというのであれば、こうしたグループ展は、好適と言えるのではないでしょうか。古民家のたたずまいが心落ち着く会場の鶉荘に、足を運んでみられたらいかがでしょうか。(堀田)

 

 

 

 

山里の旬の味覚や地場産品並ぶ 白山麓各所でふれあい市 ( 2008/06/13 )

 山里の幸や特産品を即売する「白山麓一斉ふれあい市」が6月7、8日の両日、「道の駅しらやまさん」など6会場で開かれ、数個所を買い物がてら見て回りました。山菜や野菜が多い中、その土地ならではの加工食品も並び、地域の人たちの創意工夫も感じられました。

 

山菜などを買い求める人たち=道の駅しらやまさん

 

 

辰口の特産・ゆず加工品

 

 毎年恒例の催しで、各地の生産グループや個人事業者らが出店しました。道の駅しらやまさんでは、カタハ、タラノメ、ワラビなどの山菜や草だんご、きなこもち、笹もちなどのほかに、醸造の町・鶴来の業者からは、醤油やイカの麹漬けなどの発酵食品が販売され、ゆずの町・辰口の関係者からは、ゆず味噌、ゆずドレッシングなどのゆず加工品が出されました。訪れた人は、店の人と会話を楽しみながら、買い求めていました。

 

加工食品などの販売に当たる女性グループ

 =河内地場産業センター 

辛さが心地よい「かた瓜のしそ詰」

 

 河内地場産業センター会場では、地元の女性グループが、カタ瓜のシソ詰やウドのキンピラ、フキ煮、イチゴジャムなどの加工食品を出品していました。試食したカタ瓜のシソ詰は、ピリッとした辛さが何とも心地よく、思わず買い求めてしまいました。ここでは、岩魚の塩焼きも実演販売されました。

 

プリンなど乳製品も出された売り場=道の駅一向一揆の里

 

濃くのある風味の「とりごえプリン」

 

 鳥越地区にある「道の駅一向一揆の里」会場では、地元の酪農家や飲食店が牛乳や、たまごケーキなどの乳製品を出していました。「とりごえぷりん」と名付けられた、地元産の牛乳と卵で作ったプリンは、まろやかで濃くのある味わいで、思いがけない美味との遭遇に何か得した気分になりました。このほか、主婦が自家栽培したクワ、ドクダミ、ヨモギなどの薬草も売られていました。

 各所のふれあい市を訪ねてみると、それぞれに特色のある産物や、その生産を担う人たちがおり、白山麓を簡単にひとくくりにはできないと思いました。そして、こうした人々と品々が、白山麓の活性化にひと役買っているのだと実感しました。

 ふれあい市は、このほか、吉野工芸の里、道の駅瀬女、白峰直売所でも開かれました。(堀田)

 

 

 

 

 

 

 

  

 

初夏の白山麓を謳歌、山歩きや山菜料理、特産品即売 ( 2008/05/21 )

 新緑が輝きを増す5月も中旬の17、18日、白山市内では好天の下、豊かな自然に親しむ催しが相次いで行われました。鶴来地区では17日、鶴来四季物語「獅子吼高原から犀鶴林道ハイクと山菜ごはん」が行われ、18日、一里野高原では「まんぷくりん祭り」が、白峰地区では「若葉まつり」がそれぞれ開かれ、大勢の人が訪れました。白山市地域再生マネージャー事業では、各イベントを見て回り、来場者や関係者の動向の把握に努めました。

 

眼下に広がった手取川扇状地=獅子吼高原

 

 獅子吼高原でのハイキングには、約20人が参加、ゴンドラで山頂まで上がり、ネイチャーガイドの案内を受けて、自然研究路を散策しました。参加者は、集落が島のように点在する手取川扇状地を眼下に眺め、その雄大な風景に心をとらえられました。

 研究路では、ホオノキ、オオバクロモジ、ウワミズザクラなどの草木について、ガイドから説明され、参加者は熱心に聞き入っていました。

 

ハイキングを楽しむ参加者=同

 

 昼食は、山から下りて、料理屋「山水苑」でありました。女将さんの山菜についての薀蓄に耳を傾けながら、山菜天ぷらや、ふきのとう味噌、たけのこご飯など、山菜尽くしの料理に舌鼓を打ちました。

 

山菜尽くしの料理

 

 一里野の「まんぷくりん祭り」は、一里野温泉観光協会の女将の会が企画、運営に当たりました。ウド、ワラビなどの即売のほか、山菜の天ぷら、おこわ、草もち、ごんた豆もちなどの地場産品が並べられ、人気を呼びました。女将の会の蜜谷栄会長は「朝からお客さんの出足が良かった。お客さんには、一里野の自然を存分に楽しんでいってほしい」と話していました。

 

 

▲ 人気を集めた特産品販売コーナー=一里野高原 ▼

 

 

 白峰の若葉まつりは、総湯周辺で開かれました。地場産品の即売のほか、自然に親しむガイドツアー、もちつき大会、クイズラリー、岩魚のつかみどり、渓流つりなど、多彩な催しが繰り広げられました。どの催しも大勢の参加者があり、関係者はかいがいしく動き回っていました。また、まちなかでは、歴史的なたたずまいの通りを散策する夫婦連れの姿も見られました。

 

歓声が上がったもちつき=白峰の総湯前広場

岩魚焼の即売も=同

 

 鶴来、一里野、白峰のいずれの催しも派手な宣伝を行った訳ではないのに、数多くの人を集めており、新緑が最も映える時期であったとは言え、関係者の長年の取り組みにより、一般にしっかり浸透していることが分かるイベントと言えました。(堀田)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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