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水芭蕉やブナ林 白峰の自然を満喫 ( 2008/05/12 )

 白山まるごと観光塾では5月8日、第2回講座「白峰体験視察」を行いました。見頃を迎えた大嵐山の水芭蕉の見学のほか、ふれあい農園でのさつま芋苗の植え付けを実施、受講生36人は新緑に包まれた白峰地区の自然に親しみながら、土地の風土へ理解を深めました。

 ふれあい農園でのさつま芋苗の植え付けは、農作業体験学習の一環として実施したもので、この日は、地元老人会「白峰寿会」の指導の下、受講生はさつま芋苗を畑の畝に丁寧に植えました。植えられた苗は、老人会の世話で育てられ、9月下旬の収穫を目指します。

 

さつま芋の苗を植え付ける受講生=白峰のふれあい農園

 

 この後、マイクロバスで大嵐山へ移動、白山地域のガイドに当たる「白峰てんぽう塾」のメンバー3人に導かれ、水芭蕉の群生地まで歩きました。山あいを吹き渡る風はさわやかで、受講生は心地よく歩を進めました。

 到着した水芭蕉の群生地には、約3万株が自生しているとされています。花びらのように開いた純白の苞(ほう)が広がる群生地は圧巻で、受講生はカメラに収めるなどして、「白峰の初夏」を記録に残していました。

 

水芭蕉を観賞する受講生=大嵐山

清純な姿を見せる水芭蕉=同

 

 帰り道には、葉が光沢を増したブナ林に立ち寄りました。実が食用になり、保水能力も高いブナの植生について、学びました。

 

 

光沢を増したブナ林を歩く受講生=同

 

 昼食は、民宿「かわおく」で取りました。ここでは、岩手の「わんこそば」のような食事形態をとる、白峰独特のおろしうどんを体験しました。

 

わんこそばのように食したおろしうどん

 

 これは、白峰地区では、お通夜の席などに出されるもので、客が椀に入ったうどんを食べ終わると、もてなし側は間髪を入れず、椀にうどんを入れるユニークな食の風習です。参加者は、何杯も食べお腹がいっぱいになったのに、椀に容赦なくうどんを盛られ、悲鳴とも歓声ともつかぬ声を上げていました。(堀田)

 

 

 

 

 

 

写真家から白山の自然や景観学ぶ 新年度観光塾始まる ( 2008/04/30 )

 白山まるごと観光塾の平成20年度講座が4月24日、鶴来総合文化会館クレインでスタートしました。初回は白山市吉野谷地区在住の写真家木村芳文さんが「白山の四季 その自然と見どころ」のテーマで話し、受講生らはスクリーンに映し出された美しい白山の風景を観賞しながら、白山の風土について理解を深めました。

 

白山の四季について語る木村さん=鶴来総合文化会館クレイン

 

 昨年度に続いて開講した本講座には、定員を上回る49人が登録しました。受講生の大半は白山市内に住む中高年者で、11月までの計10回の講座では、白山の自然や温泉と健康、食文化、エコツーリズムなどをテーマにした講義や白山ろくへの現地視察などを予定しています。

 この日は、初めに開講式が行われ、観光塾副実行委員長の小西貞義白山市観光推進部長があいさつに立ち、観光振興に力を入れる白山市の取り組みを説明しながら、受講生の成長に期待を込めました。

 

平成20年度観光塾に参加した受講生たち

 

 雄谷源流の水晶滝。周辺は白山で最も原

 生的なブナ林が広がる=木村さん撮影

 

白山最大の池・翠ヶ池。晩秋の気温低下で氷が張り出す=同

 

厳冬期の白山。木村さんが最も白山らしいと思う姿=同

 

 この後、写真家の木村さんが自ら撮影した白山とその周辺地域の写真をスクリーンで紹介しながら、講演しました。木村さんは、白山に生息する動植物や、白山周辺で暮らす人々の様子を楽しいエピソードを交えて説明、それら個々の要素は、白山の恵みを享受しながら、体系的につながっていると話しました。そして、既成概念にとらわれるのではなく、各人が、自らの目と心で、お気に入りの撮影スポットを選ぶことが大切であると説きました。(堀田)

 

 

キリンビールの工場見学、閉講式で観光振興誓う ( 2008/03/01 )

 白山市地域再生マネージャー事業は2月27日、白山まるごと観光塾の第8回講座を白山市竹松町のキリンビール北陸工場で開き、工場見学と講座の閉講式を行いました。工場見学では、手取扇状地の伏流水を存分に用いたビールの製造工程について学び、この後行った閉講式では、受講生23人が修了証書を手に、白山市の観光振興のために尽力することを誓い合いました。

 受講生は初めに、工場の女性担当者の案内で、見学者コースを見て回りました。工場の模型やビールの原料、ろ過器などの設備について、紹介ビデオの映像も参考にしながら理解を深めました。

 

キリンビール北陸工場の模型を見る受講生

 

 浅野秀明工場長は「キリンビール北陸工場の松任地区進出の経過と現状」と題して話しました。浅野工場長は、松任進出に当たっては、石川県の熱心な誘致活動があったことに加え、何より立地した場所は、ビール用の水量や水質がふさわしかったことを理由に挙げ、一帯が水資源に極めて恵まれていることを強調しました。

 

キリンビールの松任地区への進出などについて話す浅野工場長

 

 この後、閉講式が行われ、水原保実行委員長が受講生のこれまでの研さんをたたえた後、修了生を代表して、修了証書を受け取った米田俊雄さん(美川)が「各回とても有意義な講座だった。学んだことは、地域で生かしていきたい」と述べ、観光推進の一翼を担っていく決意を披れきしました。(堀田)

 

水原委員長から修了証書を受け取る受講生の米田さん(右)

 

 

 

 

白峰雪だるままつり成功へ奮闘 実行委員や主婦ら  ( 2008/02/18 )

 桑島地区に続く「白峰雪だるままつり」は2月15日、開かれました。この日は終日、断続的に雪が降り続く天候であったにもかかわらず、大勢の観光客が訪れ、様々な雪だるまを見て回りました。そうした中、裏方として懸命にまつりを支える人たちの姿を追ってみました。

 

ほのぼのとした表情の雪だるま=白峰地内

 

 まつり実行委員長の日比野剛士さんは午後6時ごろ、白山市白峰支所で関係者との連絡に追われていました。まつりは、2カ月前から実行委員約20人とともに準備に取りかかったといい、この日は本番とあって、表情は緊張感であふれていました。

 日比野さんは「雪が少ないのも困るけど、降り過ぎると雪だるまがよく見えなくなるのが心配」と空模様を気にかけながらも、「人が大勢来ると、(地元が)活気づく。おじいちゃん、おばあちゃんも楽しみにしています」と、順調な出足に手ごたえを感じている様子。最後まで気を緩められないと、再び写真撮影などに屋外へ飛び出していきました。

 

連絡に追われる日比野実行委員長

 

 臨時のお食事どころをオープンしたのは、主婦らでつくるボランティアグループ「おだまきの会」でした。

 この日は、笹木清美代表ら5人が、ぶり大根や熊汁、いのしし汁など、風土色あふれる料理を観光客に提供しました。鍋からの湯気が立ちこめる店内で、女性たちは目も回るような忙しさで客と応対、笹木代表は「この分だと準備した500食は、売切れそう。でも、おいしいと喜んでもらえるのが一番ですね」と笑顔を見せていました。

 

心尽くしの料理をだす「おだまきの会」のメンバー

 

 

北陸先端大の学生らも楽しむ

 この日は、北陸先端科学技術大学院大学の学生ら一行約30人もバスで会場を訪れました。

 

雪だるままつり会場を訪れた北陸先端大の学生ら

 

 白山市地域再生マネージャー事業の一環として企画したもので、一行はバス車内と白峰会場では、NPO「加賀白山ようござった」の観光ガイドにより、白山市のことや雪だるままつりについて説明を受けました。参加者には、東アジアからの留学生が多く、ほのぼのとした味わいの雪だるまを興味深げに見ていました。(堀田)

 

 

  

愛らしい雪だるま群に寒さも忘れ ( 2008/02/11 )

 白山市地域再生マネージャー事業では2月8日、第7回白山まるごと観光塾「桑島雪だるままつり視察」を実施しました。白山市白峰地区の冬のイベントとして人気が高い雪だるままつりを実際に見てみようと行ったもので、参加した受講生約20人は、カップルや笠地蔵など、様々な形をした雪だるまに目を細めながら、寒さを忘れて白山麓の冬の風物詩を楽しみました。

 

 

軒下に並ぶ雪だるまを楽しむ受講生ら=白山市桑島 地内 

 

 雪だるままつりは、地域おこしの一環として、合併前の旧白峰村時代から毎年行われているもので、今年は桑島地区が2月8日、白峰地区が2月15日に開催されます。

 この日、受講生は、バスで桑島地内の老人福祉施設「美杉の郷」に到着後、雪だるまを見に、集落内へと散りました。家々の軒下には、住民や学生ボランティアらが手づくりした、かわいらしい子どもの姿や、だるまをかたどった様々な雪だるまが並んでいました。受講生は、そのユーモラスな表情に頬を緩ませながら、感想を述べたり、地元の人と語らいに興じていました。

 

ユーモラスな雪だるま

笠地蔵をかたどった雪だるま

 

 夕方5時になると、雪だるまには、ろうそくの火が点され、周囲は、ほのかなオレンジ色に染められました。辺りは一瞬にして、幻想的な雰囲気に包まれ、訪れた人のため息を誘いました。

 

ろうそくの火に照らされた雪だるま

 

 また、公民館など集落内の各所には、飲食コーナーが設けられ、観光客らは、焼きいなりや岩魚焼、くずし汁、豆腐カレーなど、土地の産物に舌鼓を打っていました。

 

特産品を買い求める観光客ら=白峰公民館

 

 白峰地区は北陸有数の豪雪地帯に数えられていますが、暮らしの厄介者となっていた雪を今では、魅力的な観光資源に変え、多くの観光客を引きつけるまでになりました。そんなところに、住民の創意工夫とひたむきな努力をも感じることができました。(堀田)

 




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