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雪に清められ、心新たに2008年へ ( 2007/12/31 )

 平成19年も、大晦日。この1年も慌ただしく日々が過ぎていきましたが、白山市地域再生マネージャー事業が本格化した年でもあり、格別な思いで新年を迎えようとしています。

 携わった観光ガイド塾、観光塾やグリーンツーリズム、エコツーリズムの関係事業では、お越し頂いた講師の先生方をはじめ、ご協力頂いた関係団体の方々、受講者、参加者の方々から多くのことを学ばせてもらいました。それは単に情報・知識のみならず、毎日をポジティブに生きていく上での勇気や指針ともなるものでした。改めて、人とのふれあいや、コミュニケーションを深めることの大切さを感じました。

 

雪の中、新年を迎える白山比咩神社

 

 白山信仰の拠点である白山比咩神社も正月を迎える準備が整ったようです。境内は昨夜来の雪で、すっかり白くなりました。その白さは、いやがうえにも、人の気持ちを清純なものにしてくれます。一年の心の振幅を鎮め、正し、こだわりや、わだかまり、悔恨なども、解き、晴らしてくれるようです。

 

 この一年、様々な方々のお力添えや、ご指導、ご助言を賜わりました。心から感謝を申し上げます。

 来る平成20年、地域の方々とともに考え、ともに歩みながら、さらに実りある年にと念じています。よろしくお願いいたします。(堀田)

 

 

 

 

自然への理解と配慮 エコツーリズム学ぶ ( 2007/12/24 )

 白山市地域再生マネージャー事業では12月20日、ホールアース自然学校代表の広瀬敏通氏を鶴来総合文化会館クレインに招いて、第5回白山まるごと観光塾を開きました。広瀬氏は、日本のエコツーリズムの実践者の草分けとして知られており、講座では広瀬氏が地域振興にも役立つエコツーリズムについて幅広い角度から話し、受講生らの関心を集めました。

 

エコツーリズムについて話す広瀬氏=鶴来のクレイン

 

 広瀬氏は1982年、静岡県の富士山の麓にホールアース自然学校を開いて以来、エコツーリズムの普及を目指して全国的に活躍しており、NPO日本エコツーリズムセンター代表理事や環境省エコツーリズム推進会議委員などを務めております。

 講座では、エコツーリズムの主要な事業である自然学校やエコツアーの主体と資源、エコツアー推進の要件、エコツーリズム推進の利点などについて話しました。特に、エコツアーのガイドの要件として、「自然環境への理解と配慮」「地域社会や文化・生活への理解と配慮」「参加者への理解と配慮」「安全管理への理解と配慮」「自分自身への理解と配慮」の5つが挙げられ、観光ガイドの多い受講生には、大きな共感を呼んだ様子でした。

 最後に広瀬氏は「(何事も)始めたら、やめないこと」と呼びかけ、受講生らを励ましました。

 

エコツーリズムについて学ぶ受講生ら

 

白峰で住民らと交流

 広瀬氏は、講演に先立ち白山市入りした19日、白峰地区で地元住民らと交流を図りました。白峰では近年、有志を中心に自然学校の開設を目指して準備を進めており、広瀬氏は、自然学校の意義や運営の在り方について「特別講義」し、喜ばれました。(堀田)

 

広瀬氏(右端)の話を聞く住民ら=白峰地内

 

 

 

 

 

 

 

白山麓の食文化伝える報恩講料理を堪能 ( 2007/12/04 )

 白山まるごと観光塾の第4回講座「報恩講料理を学ぶ」は11月29日、吉野工芸の里・鶉(うずら)荘で開きました。報恩講料理とは浄土真宗の開祖・親鸞聖人の遺徳をしのんで毎年この時期に行われる仏事に合わせて出される料理で、受講生24人は、白山麓の伝承料理を味わいながら、濃厚な時間を過ごしました。

 

報恩講料理の会場となった鶉荘=吉野工芸の里

 

 講師は、白山吉野谷観光協会長で、レストラン「手取川」を営む千菊裕二さんが務めました。

 この日の料理メニューは、「白山麓の報恩講料理の集大成」(千菊さん)と言えるもの。本膳には、吉野米コシヒカリのご飯をはじめ、豆腐を主材料としたくずし汁や、白山豆腐、ぜんまいなどの煮物、黒豆なます、大根、人参などの酢の物などの6品、二の膳には、わらびくるみ和え、くるみ煮、うど粕和えなどを内容とした八寸盛りのほか、山菜盛り、わらび、うどなどの酢の物や、えびす、栃もちなどを盛った茶の子皿など7品が提供されました。

 参加者は、千菊さんの指導の下、初めに盛り付けに挑戦しました。かいがいしく動く女性受講生の傍らで、男性も真剣な表情で、各々の料理を器に運んでいました。

 

真剣な表情で盛り付ける男性受講生

 

輪島塗の御膳に料理を並べる受講生

 

 食事の冒頭、千菊さんは「白山麓の報恩講料理は、家々で独特の調理法、味付けがあり、そんな食文化にふれることも、この行事の楽しみ」と話し、かつての質実な山の暮らしを紹介しました。

 受講生は、山里の粋を極めた料理を賞味しながら、「現代人の健康食として最適」「たくさん食べたのに、後味がすっきりしている」「この素晴らしい食文化を子や孫に伝えたい」などと感想を話しました。

 

 報恩講料理について説明する千菊さん(中央)

 

白山麓の伝承料理を味わう受講生

 

 また、会場となった古民家造りの鶉荘は、これまで主に美術作品の展示を行ってきました。今回初めて会食イベントの場として使った訳ですが、和風の落ち着いた雰囲気が参加者には好評だったことから、「今後は、食談を含め、もっと工夫して、様々な活用を図りたい」と、吉野工芸の里の山中晴夫所長は話していました。(堀田)

 

 

 

 

受講生 「恐竜の時代」に心躍らせ ( 2007/11/23 )

 白山まるごと観光塾の第3回講座は11月8日、白山市鶴来総合文化会館クレインで開き、福井県立恐竜博物館(勝山市)の後藤道治主任研究員に「手取層群の恐竜化石」と題して話していただきました。後藤主任研究員は白山市や福井県勝山市、富山市などにまたがる手取層群は日本屈指の恐竜化石の産地であり、今も活発に発掘や研究が行われていることを話し、受講生の関心を集めました。

 

 

 「手取層群の恐竜化石」のテーマで話す後藤主任研究員

 

 後藤主任研究員は、パワーポイントによる映像を使って、地球の誕生から恐竜が出現する時代までの過程や、恐竜がいた時代の風土、恐竜の種類、恐竜の特徴などを説明。

 特に、白山市と恐竜の関わりについては、白山市桑島(旧白峰村)の化石壁で昭和57年に当時の鯖江市内の女子中学生によって、日本最古の恐竜の歯の化石が見つけられたこと、そして、それが日本海側で初めて恐竜がいたことを示す意義深い発見であったことを紹介しました。

 

福井県立恐竜博物館全景

 

 さらに、現在も勝山市内で行われている恐竜の発掘調査を説明した上で、後藤主任研究員は手取層群の化石が世界的に注目される理由として、▼新しい種類の恐竜が見つかること、▼恐竜以外にもいろいろな化石が見つかること、▼周りの様子や生き物たちの暮らしが分かること、などを挙げました。

 受講生からは恐竜化石発掘の世界的な動向のほかに、手取川下流でも恐竜化石が見つかるのか、人間の背丈ほどの小さい恐竜もいたのか、などの質問が出され、後藤主任研究員は、丁寧に答えていました。

 受講生は、本講座を通じて、地域への認識を新たにするとともに、「恐竜」が白山市の強力な観光資源になることを実感したようでした。(堀田)

 

熊や炭焼きの話 郷土芸能で交流 ( 2007/11/13 )

 まるごと白山ファンクラブ主催の「秋のスーパー林道と中宮温泉の旅」は11月9日から1泊2日の日程で開かれました。参加者約30人は、中宮地区の地元住民らと伝承話や郷土芸能などで交流を図り、グリーンツーリズムの醍醐味を味わいました。

 

 このグリーンツーリズムツアーは、ウドやワラビ、ゼンマイなどの山菜取りを楽しんだ春の催しに続く第二弾で、白山市地域再生マネージャー事業では、白山ろくにおいて、グリーンツーリズムを根付かせようと、企画、運営に参画しました。

 2日間のプログラムには、花ゆうゆうの見学、にわか工房でのそば打ち体験、白山スーパー林道と白川郷の散策、ナメコの摘み取りなどの活動が盛り込まれました。

 

そば作りに精を出す参加者=にわか工房

 

 一行の宿泊先になった中宮温泉の旅館では、参加者は山菜佃煮、ぜんまいのくるみ和え、こごみの菊花添え、山菜そばなど15品目で構成された山菜膳に舌鼓を打ちながら、地元の人と歓談しました。

 

地元の人と食談を楽しむ参加者=中宮温泉

 

 地元の人からは、熊や猿の生活ぶりや炭焼きのこと、ウドの栽培方法などが愉快なエピソードを交えて紹介され、参加者は興味深げに聞き入りました。

 最後に、中宮地区の住民によって、地元に伝わる出作りの唄「しょいしょい」や、祝いごとで披露される「へどつき」唄、山の暮らしを伝える「炭焼きくどき」が、軽やかな踊りとともに、演じられました。その中で、「へどつき」唄は、家の建ち前(上棟式)の際に、土台を安定させるため重しを上下する様子を再現したもので、この民謡の時には、客も踊りの輪に加わり、地元の人と親睦を深めました。

 

地元の人と郷土芸能を楽しむ参加者

 

  

              中宮温泉では、「仕舞い湯まつり」にぎわう
 
 翌10日は、同じ中宮温泉の広場で、今シーズンの営業の終了にちなんで、初の催し「仕舞い湯まつり」が行われました。
 

釜揚げうどんを作る中宮温泉関係者

 

出来立ての釜揚げうどんに舌鼓を打つ来場者

 

 

 まつりでは、温泉旅館協同組合が考案した「温泉釜揚げうどん」が出されました。これは、めんを温泉の源泉でゆで上げ、なめこや山菜を具にしたもので、訪れた人たちは、今が盛りとなった山の紅葉を愛でながら、熱々のうどんをほおばっていました。(堀田)

 

 

 

 

 




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