旧盆休みモードに入った8月12日、白山市内では、鳥越地区で一向一揆まつり、白峰地区で、ペルセウス座流星群の観察会があり、それぞれにロマンをかきたてるひとときとなりました。
一向一揆まつりは、中世に織田軍と戦って敗れた鳥越城主の鈴木出羽守をしのび、その歴史を後世に伝えようと毎年開かれているもので、今年で節目の20回目。
白山市出合町の食彩館せせらぎ前には、戦国時代の武者や農民にふんした地元住民ら約300人が集まり、行列の出演者が舞台で出陣の気勢を上げた後、出発しました。行列の先頭は、「鈴木出羽守」役の東四柳史明金沢学院大学教授で、その後には、姫役の地元小学生の2人や、子ども武者、一向一揆衆、ちょうちん隊などが続きました。

炎天の下、出発した武者行列=食彩館せせらぎ前
真夏の日差しが降り注ぐ中、行列は、黄金色に色づき始めた稲田の脇や集落内を厳かに行進しました。沿道には、見物人のほかに、交通整理に当たる白山市鳥越支所の職員や交通安全協会会員の姿もあり、「年々盛んになってきた」(主催団体関係者)という祭りの背後には、こうした人たちの尽力があることも感じられました。
流星群は「真夏の夜の夢」
白峰地区では、白山セミナーハウス望岳苑と白峰公民館の共催で「ペルセウス座流星群と木星を見よう」が午後8時から、望岳苑近くの多目的広場で開かれました。
今年は新月のため、8月12日深夜から翌13日の明け方にかけて、3大流星群の一つであるペルセウス座流星群が極大になるということで、天体愛好者や小中学生ら約50人が広場に集まりました。主催者の山口一男・望岳苑支配人及びNPO白山麓地域文化振興協議会事務局長(8月9日の白山まるごと観光ガイド塾において「白山麓の暮らしと歴史」と題して講演)が「今年は、新月の上に、晴天で空気も澄んでいるので流星観察には絶好のコンディションです」と説明。参加者は、広場にござを敷き、毛布で暖をとり、寝ながら、流星群の出現を待ちました。
見上げれば、星が降ってきそうなほどの満天の星空。それだけで、ここに存在することの歓びを覚えました。ほどなくして、星が流れ始め、参加者からは歓声とともに、流れ星の数を数える声も聞かれました。
まばゆいほどに光彩を放って空を横切るものもあれば、その痕跡が長々と続くもの、短く一瞬に消えてなくなるものなど、一口に流れ星と言っても様々で、その天体ショーに、睡魔は吹き飛ぶほどでした。
そして白峰と言えば、藩政時代は天領で、歴史と文化が色濃い町の印象をこれまで持っていましたが、今回の流星観察を通じて、白山の近くで、大空に最も近く、星空がよく見える町との新たなイメージを持ちました。真夏の一夜、清冽な感動を味わうことができました。
ところで、私のカメラ機材が不十分なため、流星群を紹介できるような写真を撮影することができませんでした。その夜、いい写真を撮られた方がいらっしゃれば、こちらにメール添付で送ってもらえませんか(ご氏名、ご住所付で)。
メールアドレスは、thorita@titan.ocn.ne.jp
写真でご披露できないのが、残念に思っています。(堀田)