白山まるごと観光塾の第3回講座は11月8日、白山市鶴来総合文化会館クレインで開き、福井県立恐竜博物館(勝山市)の後藤道治主任研究員に「手取層群の恐竜化石」と題して話していただきました。後藤主任研究員は白山市や福井県勝山市、富山市などにまたがる手取層群は日本屈指の恐竜化石の産地であり、今も活発に発掘や研究が行われていることを話し、受講生の関心を集めました。
「手取層群の恐竜化石」のテーマで話す後藤主任研究員
後藤主任研究員は、パワーポイントによる映像を使って、地球の誕生から恐竜が出現する時代までの過程や、恐竜がいた時代の風土、恐竜の種類、恐竜の特徴などを説明。
特に、白山市と恐竜の関わりについては、白山市桑島(旧白峰村)の化石壁で昭和57年に当時の鯖江市内の女子中学生によって、日本最古の恐竜の歯の化石が見つけられたこと、そして、それが日本海側で初めて恐竜がいたことを示す意義深い発見であったことを紹介しました。
福井県立恐竜博物館全景
さらに、現在も勝山市内で行われている恐竜の発掘調査を説明した上で、後藤主任研究員は手取層群の化石が世界的に注目される理由として、▼新しい種類の恐竜が見つかること、▼恐竜以外にもいろいろな化石が見つかること、▼周りの様子や生き物たちの暮らしが分かること、などを挙げました。
受講生からは恐竜化石発掘の世界的な動向のほかに、手取川下流でも恐竜化石が見つかるのか、人間の背丈ほどの小さい恐竜もいたのか、などの質問が出され、後藤主任研究員は、丁寧に答えていました。
受講生は、本講座を通じて、地域への認識を新たにするとともに、「恐竜」が白山市の強力な観光資源になることを実感したようでした。(堀田)




