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地域舞台に旅行者主体の「着型」観光へ ( 2008/05/30 )

 白山市地域再生マネージャー事業の一環である観光人材育成プロジェクト「白山まるごと観光塾」の第3回講座は5月22日、鶴来総合文化会館クレインで開きました。今回は、近畿日本ツーリスト㈱地域振興担当課長の福井善朗氏が「観光の意義とニューツーリズム」と題して話し、受講生は、旅行者主体で地域を観光する、これからの旅の在り方について学びました。

 

観光の最新動向について話す福井氏=鶴来のクレイン

 

 福井氏は、観光は旅行会社がパッケージ化した従来の「発型」ではなく、地域に立脚して、旅行者が主体的に活動する「着型」が、本来の姿であるとして、今後は、固有の目的をもつ個人旅行がさらに普及すると予想しました。

 こうした動向を踏まえ、各地域は商品・サービスとイメージの両面で、「地域のブランドづくり」を進める必要があると強調しました。

 

熱心に聴講する受講生=同

 

 また、「ニューツーリズム」とは、従来の物見遊山的な観光とは異なり、テーマ性が強く、人や自然とのふれあいなど、体験的な要素を取り入れた新しいタイプの「旅行」及び「旅行システム」であるとした上で、普及啓発活動や新たな観光圏の形成を進めていくことが重要であると話しました。(堀田)

 

 

 

 

 

 

 

初夏の白山麓を謳歌、山歩きや山菜料理、特産品即売 ( 2008/05/21 )

 新緑が輝きを増す5月も中旬の17、18日、白山市内では好天の下、豊かな自然に親しむ催しが相次いで行われました。鶴来地区では17日、鶴来四季物語「獅子吼高原から犀鶴林道ハイクと山菜ごはん」が行われ、18日、一里野高原では「まんぷくりん祭り」が、白峰地区では「若葉まつり」がそれぞれ開かれ、大勢の人が訪れました。白山市地域再生マネージャー事業では、各イベントを見て回り、来場者や関係者の動向の把握に努めました。

 

眼下に広がった手取川扇状地=獅子吼高原

 

 獅子吼高原でのハイキングには、約20人が参加、ゴンドラで山頂まで上がり、ネイチャーガイドの案内を受けて、自然研究路を散策しました。参加者は、集落が島のように点在する手取川扇状地を眼下に眺め、その雄大な風景に心をとらえられました。

 研究路では、ホオノキ、オオバクロモジ、ウワミズザクラなどの草木について、ガイドから説明され、参加者は熱心に聞き入っていました。

 

ハイキングを楽しむ参加者=同

 

 昼食は、山から下りて、料理屋「山水苑」でありました。女将さんの山菜についての薀蓄に耳を傾けながら、山菜天ぷらや、ふきのとう味噌、たけのこご飯など、山菜尽くしの料理に舌鼓を打ちました。

 

山菜尽くしの料理

 

 一里野の「まんぷくりん祭り」は、一里野温泉観光協会の女将の会が企画、運営に当たりました。ウド、ワラビなどの即売のほか、山菜の天ぷら、おこわ、草もち、ごんた豆もちなどの地場産品が並べられ、人気を呼びました。女将の会の蜜谷栄会長は「朝からお客さんの出足が良かった。お客さんには、一里野の自然を存分に楽しんでいってほしい」と話していました。

 

 

▲ 人気を集めた特産品販売コーナー=一里野高原 ▼

 

 

 白峰の若葉まつりは、総湯周辺で開かれました。地場産品の即売のほか、自然に親しむガイドツアー、もちつき大会、クイズラリー、岩魚のつかみどり、渓流つりなど、多彩な催しが繰り広げられました。どの催しも大勢の参加者があり、関係者はかいがいしく動き回っていました。また、まちなかでは、歴史的なたたずまいの通りを散策する夫婦連れの姿も見られました。

 

歓声が上がったもちつき=白峰の総湯前広場

岩魚焼の即売も=同

 

 鶴来、一里野、白峰のいずれの催しも派手な宣伝を行った訳ではないのに、数多くの人を集めており、新緑が最も映える時期であったとは言え、関係者の長年の取り組みにより、一般にしっかり浸透していることが分かるイベントと言えました。(堀田)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水芭蕉やブナ林 白峰の自然を満喫 ( 2008/05/12 )

 白山まるごと観光塾では5月8日、第2回講座「白峰体験視察」を行いました。見頃を迎えた大嵐山の水芭蕉の見学のほか、ふれあい農園でのさつま芋苗の植え付けを実施、受講生36人は新緑に包まれた白峰地区の自然に親しみながら、土地の風土へ理解を深めました。

 ふれあい農園でのさつま芋苗の植え付けは、農作業体験学習の一環として実施したもので、この日は、地元老人会「白峰寿会」の指導の下、受講生はさつま芋苗を畑の畝に丁寧に植えました。植えられた苗は、老人会の世話で育てられ、9月下旬の収穫を目指します。

 

さつま芋の苗を植え付ける受講生=白峰のふれあい農園

 

 この後、マイクロバスで大嵐山へ移動、白山地域のガイドに当たる「白峰てんぽう塾」のメンバー3人に導かれ、水芭蕉の群生地まで歩きました。山あいを吹き渡る風はさわやかで、受講生は心地よく歩を進めました。

 到着した水芭蕉の群生地には、約3万株が自生しているとされています。花びらのように開いた純白の苞(ほう)が広がる群生地は圧巻で、受講生はカメラに収めるなどして、「白峰の初夏」を記録に残していました。

 

水芭蕉を観賞する受講生=大嵐山

清純な姿を見せる水芭蕉=同

 

 帰り道には、葉が光沢を増したブナ林に立ち寄りました。実が食用になり、保水能力も高いブナの植生について、学びました。

 

 

光沢を増したブナ林を歩く受講生=同

 

 昼食は、民宿「かわおく」で取りました。ここでは、岩手の「わんこそば」のような食事形態をとる、白峰独特のおろしうどんを体験しました。

 

わんこそばのように食したおろしうどん

 

 これは、白峰地区では、お通夜の席などに出されるもので、客が椀に入ったうどんを食べ終わると、もてなし側は間髪を入れず、椀にうどんを入れるユニークな食の風習です。参加者は、何杯も食べお腹がいっぱいになったのに、椀に容赦なくうどんを盛られ、悲鳴とも歓声ともつかぬ声を上げていました。(堀田)

 

 

 

 

 

 




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