身も縮まる寒の時期、野外の生産活動が休止するものが多い中で、この寒い時期こそ書き入れどきとばかりに、活発にものづくりが行われる分野があります。白山市内では、清酒や味噌、醤油などの醸造産業が代表的ですが、餅やかきもち等の米加工品も、今が製造のピークを迎えています。白山麓の吉野谷地区で、かきもちなどを作る(有)吉野農産の加工施設を訪ねてみました。
すだれのように、ぶら下げて乾燥させられるかきもち
=白山市吉野谷地区の加工施設
寒のこの時期は、水が腐らず、雑菌も入らないということで、もち作りには適しているとのことです。同社では、かきもちについては、白、粟、キビ、ゴマナンバ、黒豆、草の6種類を作っており、2階の乾燥場では、かきもち約25枚が1本のひもに結ばれ、すだれのようにぶら下がっていました。吊るされたかきもちは、330本あるとのことで、なかなか壮観でした。
包装されたかきもちのセット
かきもちは、この素朴な風味から中高年を中心に人気があるそうで、同社は、近くでは吉野工芸の里の直売所「山法師」などでの販売のほか、東京をはじめ、全国各地に直売しているとのことでした。
依然として雪が多い加工施設周辺=白山市吉野谷地内
加工施設から一歩外に出ると、雪野原。白山麓は「春まだ遠し」の感を抱きました。(堀田)




